2019年(令和元年) 全国高校サッカー選手権鹿児島県大会 準決勝 神村学園VSれいめいを見てきた

2019年(令和元年) 全国高校サッカー選手権鹿児島県大会 準決勝 神村学園VSれいめいを見てきた

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2019年(令和元年)11月2日 全国高校サッカー選手権鹿児島県大会 準決勝 神村学園VSれいめいです。
まずは神村学園の選手名簿です。鹿児島城西以上に中等部から育成エスカレータが多い印象です。

そして先発フォーメーション

れいめいの選手名簿です。クラブチームと中学部活からが半々というところでしょうか。まさにここまで来たのは監督の育成力も大きいでしょう。

れいめいフォーメーションです。3-6-1みたいなシステムです。

試合は前半早々に神村学園13下川床が先制点を決め その後も追加点を重ね神村学園がリードします。そこである点に気づきます。
「あれ 神村学園の4番アンカー すごい選手なんじゃね」

神村学園 4番大迫魁士選手 3年166㎝ 55キロ U15はFC REALIZE出身
この選手 超絶なテクニシャンというわけではありませんが 常に首を振り周囲とのバランスを確認して敵の攻撃の芽を潰します。なんというか危機察知能力が非常に高くて派手さは無いのですが、流れを感じ取る天才君と感じました。ボールを持てば効果的な縦パスをパシパシ決めて グランド内にもう一人物言わぬ監督がいるような そんな選手です。
そんな流れで神村学園が4対0となったところで前半終了。

後半れいめいの監督が戦術ボードを使って指示してます。

なんとか 後半流れを変えたいれいめいですが そのチャンスが来ます。
なんと前半効きまくってた神村学園4番アンカーの大迫選手を後半ベンチへ下げたのです。ひょっとしたらケガ持ちなのかもしれませんね。
大迫選手のアンカー位置には神村学園10番永吉選手が入ります。攻撃の組み立ては大迫選手と見劣りしない能力を見せますが、やはり危機察知能力は大迫選手が上のようでそこかられいめいの攻撃が続きます。
れいめいの攻撃は至ってシンプルで中盤飛び越して前線のFW濱田選手(181㎝ 72キロ 高尾野中出身)に繋ぐのと、前線3人の猛烈なプレスからの速攻。

この濱田選手 ボールキープも出来ますが、裏抜けもできる万能型CFでして彼にだんだんとボールが繋ぎだしリズムが生まれます。れいめいは混戦から1点。見事なフリーキックで2点目と追いつき れいめい保護者スタンドも沸き立ちます。
しかし 後半神村学園が個人技から豪快にゴールを決めて5対2 これでゲームが決まります。

れいめいは敗れはしましたが 厳しいリクルートからここまでチームを育て上げた沖田遼太郎監督の4年目の手腕は見事と思います。今後鹿実に変わり鹿児島の第3勢力になる可能性もあるかもしれません。
決勝は1日空いて11月4日 神村学園対出水中央となりましたが この神村学園の仕上がり具合を見ると神村学園優位は否めません。
神村学園は城西と異なりチームの連携と前線の個人技がうまく連動した好チームと感じました。
最後にこのOSAKO YUYA stadiumで来年の国体男子サッカーがあるらしいですが、時計も無し 選手ボードもない状態で開催なんてしないですよね協会さん。せめて大迫勇也の名前を使うならそれに恥じない設備を設けないと大迫勇也の名前を汚すことになりませんかね

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