前回の続きです。
前回を御覧頂いていない方はこちらから
アミュプラザ鹿児島が開業する半年前から異変が起きます。
これまで 天文館テナント空き情報など非常に少なく
ましては目貫通りの一等地物件などはお目にかかることはなかったのですが
契約上の解約6ヶ月前に一斉に各天文館家主様に解約通知が出ます。
理由は アミュプラザ鹿児島に移転出店することが決まったから。
テナントの種別としては女性向けアパレルやバッグなどの利益率の高い業種が多かったです。
それでも 当初は天文館家主様も強気に姿勢を貫き
条件 坪単価25,000円 敷金12ヶ月とか数千万とか普通でした。
そして 悲劇「敷金が返せない・・・・・・・・・・・・」
天文館ナンバーワン期に契約した一等地物件はそれこそ一億近い敷金もあったそうですが
個人の家主様には この状態に安堵し 敷金の使い込みから テナント収入もなくなり
金融系企業に任意売却し オーナーチェンジが乱立します。
そして2つめの悲劇「天文館の映画館が消える・・・・・・」
天文館でも最も上映数の多かったシネシティ文化映画館が 2年後6月に閉館
同年に鹿児島東宝も10月に閉館することになり 天文館に映画目当てのファミリーや
若いカップルはアミュプラザ鹿児島や同年2006年に開業したフレスポジャングルパークの
映画館に移ります。
ちなみに私の尊敬するある映画関係者さんによるとアミュプラザ鹿児島の売上及び集客数は
ヒットした映画に比例するらしいです。
ということは 大ヒット映画があるとアミュプラザ鹿児島に客が増え
ビル内に付随する他テナントにも相乗効果が発生するということです。
とんでもない コンテンツですね。
次回 第3話 駅ビルが出来たその後 に続く
黒船(アミュプラザ)がやって来た(天文館の歴史と熊本未来予想図 後編のおまけ)
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