2020 鹿児島 高校野球夏季大会 神村 桑原秀侍 樟南 西田

2020 鹿児島県高校野球夏季大会 準決勝 神村学園対樟南

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楽しませてもらったこの大会も 準決勝に。
そして今日は投手力・攻撃力・守備力全て満点 ゲームで言うとチートキャラのような神村学園と
ここ最近 らしくない野球をしていましたが、ここまで一人で投げて続けて無失点の2年生左腕 西田投手擁する樟南との準決勝です。
先発メンバーはこちら

両チームともベスメンで試合に臨みます。
試合は予想通り 神村学園 桑原秀侍投手、樟南 西田恒河投手の投げ合いで7回まで無失点が続きます。
神村学園 桑原秀侍投手の投球フォームはこちら


昨年春の九州大会 興南高校戦で登板した時と比べて フォームに勢いを感じます。理由はそれまでソフトバンクの千賀を意識したような綺麗なフォームでしたが、この夏は軸足で貯めて 前に体重移動する際に右肩を下げて 元に戻す反動を使っているように見えます。メタボ社長の大好きな投げ方でして あの桑田さんもPL学園に入学時 本来の右肩を一旦下げるフォームを修正されてから調子を崩して投手をクビになり、その後 外野の返球を見た別のコーチに投手として再度育てられ あのフォームになったと元プロ野球選手 片岡さんのyoutubeチャンネルで語ってます。
スコアだけ見ると 7回までどっこいどっこいな内容に見えますが 樟南はこの桑原秀侍投手の140キロを超える直球と盾の高速スライダーに手を焼き ほとんどチャンスを作れません。昔の枦山樟南でしたらセーフティを混ぜたりといやらしい攻撃で投手を崩しに行くのですが、山之口監督は昔より打に力を入れてるようです。
一方の神村打線は好投手 樟南西田投手相手にランナーは出すものの ここ一番で適時打が出ない状況で西田投手が凄く粘っている展開。
しかし好投を続けていた西田投手も7回に1点を許し 8回には連打を許し降板となりました。
本番で投げる疲労度は練習の数倍ですし、まして強打神村学園を6回まで零封した疲労度はこれまで経験したことがなかったでしょう。
西田投手の詳細記事はこちら
2020 鹿児島県高校野球夏季大会 準々決勝 樟南対れいめい
試合は終盤に神村学園の打線が爆発して なんとコールドゲームとなりました。

今日の南日本新聞記事で8回ピンチを迎えた樟南バッテリーに山之口監督は「とにかく厳しいコースに」という指示を出したとのことですが、これが投手経験のある神村学園 小田監督だったら
 初球を狙われているから初球は無理に勝負するな
 とか 
 ストレートを狙われているからストレートは見せ球にして変化球で打ち取れ
 とか もっと具体的な指示が出ていたかもしれません。
 仕事でも一緒で 売上が上がらない時 もっと頑張れとか もっと営業に回れとか言われても「いや やってるし」と反発しますが そこを具体的な指示を出してくれる上司は「やっぱ すげー」と尊敬して頑張れます。
結局 最後は野球も仕事も一緒ですな。

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