2019 鹿児島 高校野球 秋季大会 鹿児島城西 神村学園

令和元年(2019年) 鹿児島県高校野球秋季大会 3回戦 神村学園対鹿児島城西戦 優勝候補 神村学園敗れる

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本日は鹿児島県高校野球秋季大会で最も注目カード 神村学園対鹿児島城西戦です。
しかし 朝は息子が旅立ちの日でしたので お見送りをして鴨池球場へ 
着いた時のスコアがコチラ

うお 1対1 いい試合じゃん
初回に神村学園の3番井上(幹)選手が本塁打で先制したものの、3回に鹿児島城西の2番板敷政吾(1年 育英館中)がライトへの適時打で同点。
ちなみにメタボ社長は鹿児島城西の打線でこの1年板敷選手の打撃が最もセンスを感じます。冬場にパワーを付けて来年夏は主軸を打ち、再来年の3年夏は鹿児島を代表するバッターになると予言します。

5回に鹿児島城西が逆転に成功しますが 翌回に今日当たっている神村学園 井上(幹)が塁に出て ノーアウト2塁で神村学園は4番 主砲 桑原選手の場面です。

私は神村学園 小田監督のことですから 4番でも送りバントでワンアウト3塁にするかと思いきや まさかの強打 そして凡退。
流れは城西に傾いたと思いましたが その後の後続の粘りで逆転に成功。

「あー こりゃ 前回の鹿児島情報戦と一緒じゃん 結局名前負けで逆転されて神村学園の勝利のパターンね」と思ったその裏 城西の攻撃

ランナー2塁のチャンスでバッターは鹿児島城西6番の八方選手。私はここがこの試合のターンニングポイントであったと思います。
八方選手の打った打球はバットの先っぽに当たり平凡なセカンドゴロ。しかし先っぽが幸いして不規則な変化のゴロとなりセカンドがうまくとれずランラー1・3塁のチャンスに変わります。
この試合 私はバックネット裏で見ていたのですが 同じようなイレギュラーバウンドのボールが鹿児島城西守備時はちょうど取りやすい所に来たり この試合 どうもツキが城西にありました。
そして このチャンスにバッターは城西7番乗田元気選手(1年水俣第2中)。中学時代の豊富な実績で1年生ながら夏の大会から佐々木監督に起用され 夏大でもホームランを打っている体は小さいがパンチ力のある選手です。
初球のストライクを取りに来たスライダーを乗田選手が思いっきり叩き打球は高い放物線を描いて 左中間スタンドに放り込む逆転スリーランホームラン!!!
乗田選手 良かったね 城西に来て。体の小さい選手でもボールにスピンをかければホームランが打てることを知っている佐々木監督、それを許してくれる監督さんだから その体でもビュンビュンバットを振ることを許されて。
もし 他校だったら 安定感を求めて小さなスイングで小さなスケールに育っていたかもしれません。
試合は城西が逆転して大事なその次の回を鹿児島城西エース八方悠介投手(唐津第一中)が踏ん張ります。
城西バッテリーは この神村学園戦では1回戦のれいめい戦とは明らかに投球の組み立てが異なり、後半の強打神村学園打線を0点に封じます。

どう組み立てが違ったの?と思われる方もいると思いますが、今後 九州大会も控えているので あえて今の段階では書きません。

そして最終回もあっけなく三者凡退に終えて 鹿児島城西の勝利

打倒神村学園に燃えていた城西ですが校歌斉唱はどうも尺が合ってないと思います。

試合終了時のスコアボード

試合は鹿児島城西が勝ちましたが ヒット数は神村が11本 城西が9本。コンスタントにランナーを出すものの 適時打が足りなかった神村と少ないチャンスに効果的に点数を取った城西の違いが勝敗を分けたと思います。
この試合 神村学園は敗れましたが 実力は互角。もう一回試合すれば 神村学園が勝つのではないかと思います。
鹿児島城西は夏大はまさかの打線沈黙で玉龍にコールド負け。打線は水物を改めて思い知らされたと思いますが 今日は渾身の快勝。
鹿児島城西が今大会の優勝候補に躍り出ました。しかしこのまま順当に行くと準決勝で樟南と対戦。樟南の西田投手(1年) いい投手よ!


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