最終話 黒船(アミュプラザ)がやって来た(天文館の歴史と熊本未来予想図)

最終話 黒船(アミュプラザ)がやって来た(天文館の歴史と熊本未来予想図)

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鹿児島に駅ビルが出来て 大きく変化がありました。

最終話では 鹿児島の結果を踏まえて熊本中心地の未来を予想します。

まずは 鹿児島と熊本の市場規模を比較してみましょう。

熊本県人口 約180万人 鹿児島県人口 約170万人

熊本市人口 約74万人  鹿児島市人口 約60万人

ちなみに 福岡県人口 約500万人 福岡市人口 約150万人 比べるレベルでありません。

熊本と鹿児島は熊本がもちろん大きいですが ほぼ 比較対象と言っていいと思います。

アミュプラザ鹿児島が完成して 数年後 鹿児島はこうなりました。

1. 目貫通りの1F路面店に飲食や美容室が増えました。

これは利益率の高いアパレル店舗等が退去し、後継テナントが決まらないので 水回りを使うテナントは嫌ながらも了承したのと、家賃単価が下がったからです。

2. 空き店舗に複数の不動産屋の看板・ステッカーが貼られる。

これは人気の高い時期は付き合いの長い不動産業者1社を窓口としてテナント募集していたものの、後継が決まらないので これまで付き合いの無かった不動産屋にも貸主は窓口を広げその結果 1物件の空きテナントに多数の不動産業者の募集看板が貼られまくります。

3・山形屋は生き残った!(鶴屋に置き換えると!)

一人勝ち時代はなくなるものの 駅ビルのターゲットは若い世代~40代なので それ以外の

富裕層世代には指示が続いています。今でも七草会の更新時期とかは人がすごいです。

よって テナントもルイヴィトンやロレックスなどの高級店が増えていきました。

4.夜の町はそこまで変わらなかった。

駅ビルが出来ても 夜の天文館は現在も一人勝ちです。駅ビルはあくまでも昼の顔ということでしょう。結局 飲み屋街は景気次第ってことね。

5.ホテルは駅前より天文館が強い(熊本駅より下通り側が強いのか)

私は出張で来られたお客様に、予約を取ったホテルを毎回聞く癖をつけているのですが、駅前のホテルを予約する方は少ないというか、リピーターが少ないです。その結果 新幹線開業に合わせて 鹿児島中央駅周辺に複数のビジネスホテルが建設されましたが、数年後 オーナーチェンジも複数ありました。儲かってるなら手放さないですよね。

そりゃ どうせ天文館に飲みに行くんだったら タクシー使わず歩いて帰れるホテル選びますよね。

6.結局 天文館のアーケード街は崩壊しなかった。(熊本アーケード街は!)

なんだかんだ言って テナントは決まっています。シャッター街にはなっていません。その代わりテナント種別と家賃は大幅に変化しますが。

1点だけ 熊本に存在するかは知りませんが、鹿児島に照国通りというアーケード街から外れた若者向けのアパレル通りがありました。それこそ10坪程度の小店舗が連なり、テナントの銘柄にヒステリックグラマーとかが入居していたと言えば「なるほど」と思う人もいるでしょう。あっという間に居酒屋通りになりました。

次回 総括 必要ですかね?

総括 黒船(アミュプラザ)がやって来た(天文館の歴史と熊本未来予想図)

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