2021 鹿児島県高校野球夏季大会 1回戦 玉龍対出水中央

2021 鹿児島県高校野球夏季大会 1回戦 玉龍対出水中央

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待ちに待った鹿児島県高校野球 夏の県予選始まりましたね。

初日から加治木と武岡台は予想を反して武岡台が勝ったり
鹿児島高校と徳之島は終盤までもつれる試合になったり
ということで 初日の好カード 玉龍対出水中央の試合をクローズアップ。

先発メンバーはこちら

玉龍の先発はこの夏注目の2年生エース 山下蕉輝投手(2年 甲南中出身)

投球フォームはこちら

セットポジションから丁寧に135キロ前後のストレートを中心に攻めます。

対する出水中央は初めて見るのですが エースで先発の3年石元雄太投手(川床中卒 182㎝)の投球フォームはこちら

高身長を活かした縦投げの投球フォームです。目の前で見てないので球種は細かく確認できませんでしたが 力のある直球とスライダーをコーナーに投げ分けて 玉龍打線に得点のチャンスを与えません。
両投手とも連打や四球も少ないので 序盤はスコアボードに0のオンパレード

試合が動いたのは7回 これまで好投を続けていた出水中央 石元投手なのですが 足が攣ってしまい 治療の為 一時試合は中断します。
治療を終え マウンドに戻った直後に 適時打と守備のミスから2点を奪われてしまいます。

試合はそのまま 玉龍の山下投手が出水中央打線を零封して初戦突破となりました。

敗れた出水中央ですが 学校のHPから城須智也監督は鹿児島の名門ボーイズリーグ 鹿児島出水ボーイズの監督をされていた方らしく 3年目となり 出水方面のスカウティングもしやすいでしょう。 出水といえば出水若鶴とか 県内に過去優秀な選手を輩出していた鹿屋と並ぶ野球所ですから。
ふと思ったのですが 現在鹿児島城西の主将で中心選手の乗田元気選手も出水ボーイズ出身。当然声はかけたのでしょうが 彼は城西を選んだということですね。 いやちょっと待って 鹿児島城西の抑えのエース 江口倭斗投手も出水ボーイズ出身。 出水ボーイズ恐るべき!

最近の甲子園常連校である明徳義塾 星稜 明豊などは 付属中学をもっており 中学部からしっかり選手を育てて 自分の高校に送り出すシステムをもっており 鹿児島でも城西の付属中学である育英館から今年の主力である板敷・藤田を送り出しています。
現神村学園の小田監督も元は神村学園 中学部の監督でしたよね。
ただ付属中学を持っていない高校は 中学時代から硬式になれて それ以上に野球経験者の指導者からみっちり基礎を学んだ少年野球チームから有望選手を送り込んでもらうのが 実質2年4カ月しかない高校野球においての時短になるため いかにして少年野球チームとの関係を良好に出来るかが 毎年常勝チームとなる肝ですね。
そういう意味では 出水中央の地元強豪少年野球チームからの監督招聘は 非常にコストのかからない 良い手だと思います。
今後の出水中央に注目です。

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